助成金活用のポイント
助成金を活用するには、
①助成金に自社が該当するのかを確認する
②助成金の用件を満たす
③期限までに申請する
以上の3点が助成金を活用する際のポイントとなります!
一方で、助成金があまり活用されていない要因を以下に挙げていきます。
助成金が活用されない理由
●あまりよく知られていない
●種類が多く、専門用語だらけでよくわからない
●日常業務に追われ手続を専門に行える者がいない
●提出書類が多くて面倒くさい
●どこに相談や問い合わせをしていいか分からないなど
逆に、ニーズが高まり多くの事業所で申請するようになると
●相談窓口が混雑しなかなか聞くことができない
●申請窓口担当者の人数が限定されているため、訪問しても長時間待ち
●制度そのものの見直しがあったり、支給要件が頻繁に変わる
というように上手に助成金と付き合うのは意外と大変です。
頑張って申請しても、もらえないケース
国の施策に協力して、労働者のためになることをしても、会社として当然守るべき基本的なルールが守られていないと助成金がもらえないケースがあります。
事前にしっかりチェックしましょう。
●法定帳簿(賃金台帳、労働者名簿、出勤簿、就業規則等)が整っていない
●会社が雇用保険に加入していない、助成金の対象となる労働者が雇用保険に加入していない
●2年間を超えて労働保険料を滞納している
●申請期限を守っていない
●同様の目的で他の助成金を受給している
●事前に計画の作成、提出が必要な助成金の場合において、その手続きを行っていない
業種 | 資本金 | 従業員 |
---|---|---|
小売業(飲食業含む) | 5000万円以下 | 50人以下 |
卸売業 | 1億円以下 | 100人以下 |
サービス業 | 5000万円以下 | 100人以下 |
その他業種 | 3億円以下 | 300人以下 |
※資本金・従業員数のどちらかを満たしていれば中小企業に該当します。
以上が助成金を活用できない要因です。
これらの要因に共通しているポイントが情報を整理するだけの時間が確保できていないということです。
助成金申請から受給までを一人で行なうと莫大な時間がかかってしまうことが助成金を活用できない理由として挙げられるのです。